海外生活は最初2か月がキツイ!バリ生活当初引きこもりになった私の話

海外生活は最初2か月がキツイ!バリ生活当初引きこもりになった私の話

憧れの海外生活。

語学力を手に入れて、海外でも暮らせるできる人になって・・・

海外生活を考えている人のほとんどが、そう決意や覚悟をして、理想を抱いて、飛び立ちます。

でも、、、どれだけ準備をして行っても、覚悟をもって行っても、

生活し始めて間もなくは、誰もがつまづきを感じるもの。

私も例に漏れず、苦しい時を経験しました・・・(泣)

今回はそんな私のちょっと恥ずかしい体験談を暴露しちゃいます。

どうやって乗り越えるか、一緒に考えてみましょう!

そもそもなぜ海外へ?

もともと海外志向もなく、語学力もない私が海外生活を始めることになった理由は、

ズバリ結婚

要するに、大した準備も覚悟もしていなかったんですよね。

何なら私、安定や平穏、平和が大好きなタイプ。

それに対し旦那は枠にはまりたくない人。

共同生活を始めるためには、どちらかが譲らなきゃいけなかったんです。

日本での自分の居場所や環境も好きだったけど、

今から思えば私、まあまあ疲れてたんだろうなあ・・・。

当たり前のことだけど、

毎日仕事頑張って、頑張ったらより一層仕事が大変になっていって、

一人で生活充実させてるけど、だから何なんだ・・・

なんだか、そんな毎日を変えたかったんだと思います。

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「せっかくの新婚生活、旦那といっしょに過ごしたい!」

「これを逃したら、私は一生日本で過ごす人生かも・・・こんなチャンスない!」

そんな思いから、海外移住の決心に至るまではたいして悩みませんでした。

で、バリへ。

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大学で結構本気で部活もしたり、社会人になってから住み込みの仕事をしたり、

ちょっとハードとも思われる環境にこれまでも身を置いてきた自分の適応力・・・

っていうといい感じすぎるけど、こだわりのなさにも自信があったし、

「まあなんとかなるでしょ!」で、何とかなってきたから。

旦那が先にバリ入りして、それなりにやってるし。

えーい!行ってからどうすればいいか考えればいいや!

そう思ってました。

私のいる意味は?家事と食事と私のいる意味

旦那は家事がぜんっぜんできません

料理・洗濯・片付け・・・どれもとにかく

旦那が誰の助けもなく一人で生活してると、

3日で見事に空き巣に入られた風な部屋ができあがります。

雑な暮らしでもtidak apa apa(気にしない)文化なバリだけど、

そんな雑な旦那にも、雑な生活つづきだと荒む繊細さだけは、

なぜだかちゃっかりあるんです。

なので私の仕事はまず家事

家事で毎日頑張ってくれている旦那を支えるんだー!と、

アイデンティティを見出そうとしておりました。

日本から持ってきた少しの調味料と、渡航してからそろえた心もとない調理グッズで食事を作ります。

食材は近所のパサール(市場)とローカルマーケットで調達。

知っているものとは違う形相をしている食材を買い、少ない調理グッズでご飯を作るのですが、、、

まあ、マズい

悲しくなるくらい、毎日臭い・味うすい・水っぽい・マズい・・・

電子レンジやいい冷凍庫がなくて保存がきかないから、時短なんて全くできず。

一度に使える電力がわずか過ぎて、

クーラーをかけながら二口の電磁調理器で調理をすると、ブレーカーがダウン。

停電だと思って、スマホの明かりで一人呆然としているところに旦那が帰ってきて

ぎょっとされたことがあります。

食材も、気候のせいか冷蔵庫の質のせいか悪くなりやすいから、買いだめなんてできやしない。

お肉やお魚は、日本のようにしっかり処理されていなくて、臭みが強く下処理に時間がかかる。

もう、異国での自炊、思っていた5倍は大変。

 

 

めーっちゃ時間かけてこんなマズいご飯作って・・・

何してんだろう私・・・

 

 

って日々が続きました。

これはこたえた・・・

掃除は掃除で骨が折れます。

掃除機なんてありません。学生時代ぶりかって感じに箒と雑巾で掃除をします。

それはいいんです。部屋狭いから。

そんなことより、バリの気候は高温多湿。

そして、住宅環境づくりの精巧さは日本に劣ります(日本がすばらしすぎる)。

何が起こるかって言うと、ありとあらゆる場所からいろんな虫が出現するんです。

食事やフルーツを食べた後、数分放置していただけでアリがたかり、気が付くと行列が室内に。

壁にいつの間にかひびが入ったと思ったら、そこからなんとシロアリの大群が。

バリに来て初めてシロアリとかいう生き物を見ましたが、

現地の管理人に言うと、「ああ、スプレーかけたらいいよ!」の一言でおしまい。

おおおーい、それじゃまた来るやん!・・・はい、来るんです。

タンスはすぐにカビるし、

水の質が悪すぎて洗濯機に水をためるとなんだか茶色い・・・

日本なら薬局や百均でお役立ちアイテムを手に入れればすぐ解決!

・・・なんですが、もちろんそうもいかず、ただただ顔をしかめながら見守ることしかできません。

じわじわと精神がやられるこの感じ

わかってくれますでしょうか?

海外生活、一人できる人になりたい

日中はほぼ一人でいて、レベルが低く効率の悪い家事をこなし、夜だけ旦那と二人。

そんな、自分の世界をもたない自分がだんだんイヤになってたんです。

はやくできる人になりたくて、一人で外出してみたりもしました。

で、たくさん失敗をするわけです。

紙幣の0が数えられず10倍のお金をタクシーに払ったり、

いつのまにかお財布がなくなってたり。

極み付けの出来事もあります。

海外でふとしたきっかけで友人ができる、あの体験がしたかった・・・

ある日道を歩いていて、けがをしているロシア人に出会ったんです(バリ島あるある、突如出現した歩道の穴トラップに落ちた被害者)。

立つのに手を貸し、それぞれの目的地の方向が一緒だったのでしばらく一緒に歩きました。

彼の目的地に先に着くと、ずんぐりむっくりな彼の父親がそこにいて、

今まであった出来事を聞くと顔をぱあっと輝かせて喜び、

「今から近くのレストランに行くからごちそうさせてくれ!」という話になりました。

なんか喜んでるし、ホテルのオーナーで、ドライバー付きで。悪い人じゃなさそう。

よく旅慣れしてる人は、こういう話に乗って友達作るもんね、よし、私も!と誘いに乗ることに。

と、決心したものの、お互い英語はカタコトだし、さっき出会ったばかり。

車に乗った途端にだんだん怖くなってきて、とりあえず一言旦那に伝えなきゃと、「道で助けたロシア人にごちそうになってくるね。すぐ帰るよ。」とLINE。

長ーく感じた道中でしたが、無事にレストランに着き、普通に食事をいただきました。

が、食事中は、もうずーっと大丈夫かな?とドキドキ。

緊張でスマホを見ていなかったので、トイレに行ったときにチェックすると、

旦那からの着信が時間差で5件。

めちゃめちゃ心配されたのでかけなおすと、心配した旦那が激怒

「怖い人たくさんいるんだよ!普通日本でも話しかけられて知らない人の車に乗るなんてしないだろ?そんなことするんだったら俺もう責任持てない。知らないよ。」と。

なんか悔しいやら自分の馬鹿さへの呆れやらで感情がぐちゃぐちゃになって・・・子供みたいに泣きました。

「あなただってよく出会った人とどこかに行くじゃん。私も私の手で知り合い作りたいもん!怖い人じゃなかったもん!」

「いや、ふつーに男女で違うだろ。」

こんな感じで数日間ぎくしゃく。

帰宅後も続くロシア人からのお誘いSMSにはお断りをしましたが、

猜疑心となんだかわからない罪悪感で、自分の無力さに数日落ち込みました。

家にいても自分の居場所はないのに、外に行ってもだめ。

そう思った出来事でした。

趣味を持たなきゃ

私は日本では結構いろんな趣味があって、外に出るタイプでした。

ストレスはスポーツなどで発散させるのが一番だと知っています。

なので、家の近くのプールやヨガ教室に行くことにしました。

しかし、プールに通うようになって数日してから、熱と腹痛で寝込みました

プールの水が原因な気がしはじめると、

インドネシア人の子どものあまり清潔でないところや、衛生事情の悪さに目が行って、こわくなったのです。

ヨガ教室は、最初はよかったのですが、

毎回同じことの繰り返しだということにだんだん気づいてきました。

先生もなんかゆる~くて、「前でやってみせるのをまねしてねー」って感じで、

日本の某大手ヨガレッスンようにアドバイスもなく淡々と進みます。

これなら家でお金かけずにできるじゃん・・・と気づいてしまうわけです。

結局、家に引きこもるのが安心と気づいた二か月目

そういう結果に至るのが自然でしょう。

しばらく、家でゴロゴロする毎日になってしまいました。。。

一日のうちの大半をベッドで過ごしました。

もう気持ちは

何をする気にもなれず、一人でできるはずの語学の勉強もそうせず。

なんともグロッキーな日々でした。。

海外生活に慣れるためにどうしたらいいの?

正直に言いましょう。

わかりません。

・・・期待はずれでごめんなさい!!

よく帰国したり、日本にいる友達に会ったりすると「もう慣れた?」って聞かれます。

そのたびに、どう答えたら正しく自分の気持ちを伝えられるのか、わからないんです。

ありがたいことに今、楽しく毎日を送ることができています。

でも、未だに言葉も十分には話せないし、失敗も全然ある。

親しいローカルの友達、と言える人もいない。

だけど在住歴が私よりずーっと長い日本人だって、

私程度かそれ以下のローカル溶け込み度の人はたくさんいて、それでもずっとここで暮らしています。好きだから。

それでいいじゃないですか!

文化が違う国で生活すると、その国やその国の人のことを知れば知るほど、

 

「その感覚わかんないな~」

「え、そんなことあるの!?」

 

ってことがわんさか出てきます。

そもそも来て数年で、100%その土地の生活をするわけでもなく、

その国のことを理解できるなんて思う方がおこがましい。

「頑張って慣れよう」「自分のスキルアップを・・・」

なんて難しいことをしようとせず、

その国で楽しいと思える自分の生活のスタイルを見つけることが重要です。

私が今海外生活を楽しめている理由

私が見つけた居心地のいい生活は、

  • 市場で顔見知りになったおばちゃんやおじちゃんと軽いおしゃべりをしながら買い物をする
  • バリ在住の大先輩に紹介してもらったムエタイのレッスンに通って汗をかく
  • 誘ってもらって始めたテニスを楽しむ
  • パソコンをいじる
  • 仲良くなったご近所さんとコーヒーを飲みながら語り合う
  • 旦那の休日には一緒にお出かけしたり、お菓子作りをしたり

こんなところみたいです。

どうやって引きこもりを打破したのかって言われると本当にわからないし、

今でも引きこもりマインドが現れることはよくあるけど、

私の場合はおそらく、こもることに飽きが来たんです(笑)

あとは、

「それも含めてこれがここでの自分の生活だ!何が悪い!」

くらい、自分の今の生活を好きだと思えていることが、やっぱり何より大事かなあ。

多かれ少なかれ、海外生活の最初は誰でも不安定になるものです。

不安定な自分を変えなきゃと思ったり、

自分の今までの生活とを比べたりするよりも(やっちゃいますよ、どうしても)、

好きなこと探しや、その国での生活にしかないいいところ探しを無理やりにでもして、

そっちに目を向けてみましょう。

日本での生活の良さはもちろんあるけど、その国での生活にしかないよさだってそれに負けないほどあるはず。

両方を知ることができたあなたはもう、最強!

そう思いません?

私はそう思っています。(笑)

まとめ

  • 海外生活の最初は今までの暮らしとのギャップや失敗体験の多さで不安定になりがち
  • 無理せず、そんな自分やそんな生活も受け入れるべし
  • 海外生活の好きなところ探しに集中すると、ネガティブな考えがいつの間にか消えてる・・・かも!

海外生活、してみたいけど不安って方、

今始めてみてるけど、なんだかうまくいかない気がするって人、、、

大丈夫!失敗したっていいじゃないですかー!

多くの日本人がしたことがない経験をあなたはしようとしている、もしくはもうすでにしているんです。

自信を持ってください♪