バリ島生活で私がかかった病気.熱,腹痛,膿,感染.病院の対応は?

バリ島生活で私がかかった病気.熱,腹痛,膿,感染.病院の対応は?

ありがたいことに、海外生活がそろそろ2年になる今でも、

日本にいる家族や友人からの連絡って、ちょっとした内容であっても

「わー!みんなの心の中にまだ私が生きてるのねー!!!」

って、とっても嬉しくなる瞬間なのです。

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「最近どう?」

「元気かー??」

 

って気にかけてくれる人たちには、

いつも「元気で楽しくやってるよー!」と言いたいのですが・・・

気持ちは元気でも、体が元気じゃない時が実際は結構多くて

正直にそう返事をすると、

「え、健康優良児だったはずのはなが?また?!」っていう反応をされます・・・。

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やっぱりねー、寒暖差の厳しい日本で生まれ育った人は、

季節に対応しながら日本の環境でうまく生きていく体になっているだろうし、

バリのような年中暑くて日差しの強い南国の人たちは、

暑さと湿度に耐えられる体が完成しているはずなんです。

そう考えると、

大人になってから移住すると、

体がその環境に慣れるまでに時間がかかるのは当然

動物園にいる動物たちなんて、きっとものすごい苦悩を乗り越えてるんですよみなさん!

寝てる時間が長くたって、愛想がなくったって、許してあげて!

というわけで今回は、

体力に自信があったはずの私がバリに移住して経験した、々の体調不良について

書いてみます。

あわせてどう対応したかもお伝えしますので、海外生活を考えている人、今真っただ中の人、

そしてもちろん旅行を考えている方も、参考にしてもらえると嬉しいです♪

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とにかく熱、熱、熱!すぐ出る!

これは、未だにです・・・。

調子がいい時や悪い時、移動が多い時期少ない時期、

いろいろあるので一概には言えませんが、

なんと、2か月に一度くらいのペースで微熱が出てます

37.5度までくらいの微熱ですけどね。

よく寝てゆっくり過ごしていれば勝手に治るレベル。

とはいえ、こうも頻繁に体を崩してると、自分の弱さが心配になってきたりもします。

バリ生活を始めた当初は、

 

「バリ合っていないんかなあー。」

「私バリで生きていく力がない人なのかも・・・」

「またバリが私を拒否してるー!」(←飛躍しすぎ)

などと旦那に何度も弱音を吐きました(笑)

でも、私より二年長くインドネシアにいる先輩移住者でもある旦那も、

二年間ほどずーっと頻繁に熱発して困っていたと言うので、仕方ないんでしょうかね。

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たぶん、日本で経験していないウイルス?にさらされてるから、

体が戦わなきゃいけないことが多いんだ、

これを乗り越えれば免疫力?耐性?・・・ちょっと詳しいことはわからんけど、

防御力がアップして強くなれるんだ、って思うように今はしています。

みてろよー、強くなって、老後は世界中を元気に旅するおばあちゃんになってやる!

これがバリ腹?誰もが通る道、腹痛や食あたり

これはバリに来て間もない時によくなりました。

今はかーなーり減りましたね。

原因は、そう。

質の悪い調味料や食材・お水をとったこと、

それと、唐辛子のとりすぎです。

せっかくだからローカルごはんを食べたい!とりあえず一通りは試したい!

という思いから、屋台やレストラン、いろんなところで食事はとってきています。

これが、どこが大丈夫でどこがダメなのか見分けるのが難しいもので、

ボロボロの屋台で大丈夫な時もあれば、レストランでお腹を壊すこともあるんですよね・・・。

店構えよりも、どれだけ客が入っているかに注目したほうが、予防はできる気がします。

お客さんが多ければ、食材などの回転がいいので新鮮な確率が高いし。

さらに加えると、外国人も使っているお店ならなおさら安心です。

それでもお腹を壊すときは壊すので、外食でチャレンジしてみる時は、条件を3つ決めています。

  1. 今日は大丈夫!と思える体調のいい時だけにする
  2. これでたとえお腹を壊しても後悔はしないと思える
  3. 次の日もしお腹を壊してもゆったり過ごせる

腹痛への対処法はシンプル。

水をめっちゃ飲んで、無理をしない。

体が排出してくれるのを待つ。

はいこれです。

薬に頼ったことは、今までありません。強くなりたいから(笑)

でも、重度の食あたりで入院までした在住仲間(バリ歴もう20年なのに・・・!)もいるくらい、

強烈なものもあるので、どうしてもな時は病院に行きましょう。

結局何が原因かわからないのどの痛み

やっぱりバリに来て間もないころの方がひどかったですが、これも実はあります。

在住者の中でも喉を痛める人は多い気がしますね。

花粉症の影響を考えなくていいバリなので、私はこれは排気ガスのせいじゃないかと思っています。

バリ生活では、バイク移動が必須。

バイクに乗る間マスクを着けていると、マスクが黒ーくなったりするから、

ああガス浴びてるんだろうなー

って思います。

エコへの意識がまだまだ低いところがあるバリ。

何となくですが、車やバイクの排気ガスは、日本よりも黒々しく、悪そうな感じも。

バイクに乗るとき、車が行き来するところを歩く時、マスクはできるだけつけましょう

いつの間に?あなどれない虫刺され

熱帯ですから、一年中虫がいます。

もちろん一番気を付けるべきは、

デング熱など、感染症を運んできている可能性もある憎きやつです。

それがなくとも、蚊、なんかバリのって、すごくかゆーい気がするんです!

肌も弱くて、本当は嫌いだけど、蚊がいそうな場所に行く時は虫よけクリームを塗っています。

え?クリーム?と思うかもしれませんが、こちらではスプレーよりもクリームが主流です。

これ、日本の虫よけスプレーより効くと思いますよ?

肌の弱い私も今のところ荒れたりはしていないですし。ぜひ使ってみてほしい!!

蚊以外では、アリかなあ。

アパートの周りで遊んでいて、なんかチクっとしたなと思ったら、

小さなアリに噛まれていたみたいで、次の日腫れて火傷みたいになったことがあります。

そして、虫刺されがあると、そこから雑菌が入って皮膚感染しちゃう、

ってこともこっちでは普通にあるので、

刺されたところはきれいに洗って触らない!これ鉄則です。

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経験したことのない皮膚炎.大きくて痛~い膿!

一番悩まされているのがこれ!

もうそれはそれは何度も何度も体中に膿ができてるんですよー・・・!

旦那と合わせると30か所は軽くできてますね。

その一部を写真でお伝えしちゃいます。

【↓閲覧注意】

はい、こわい。

お見苦しい写真ですみません・・・。

しかしまーー痛いんですよー!これ・・・

これね、何かって言うと、黄色ブドウ球菌の皮膚感染だそうです。

常在菌って言って、空気中にも私たちの体にも普通にいる菌なので防ぐ方法はなし。

膿は出すしかなし。

日本で菌検査し、MRSAという、抗生物質などの抗菌剤が効きにくい菌だということがわかっています(泣)

場所や大きさによっては、病院に行って局所麻酔をして切除したり、

自分たちで、文字通り涙を流しながら膿を絞り出したりしてなんとかやっています。。。

こっちの病院に行くと、

「全身麻酔をして手術だ(!)」と言われることがあったり(ほんとにあった怖い話@大きな病院)、

切開する道具や注射針などがちゃんと清潔かが心配になったりして、

実は何度か日本に帰って切開しています・・・。

おかげで我々夫婦は、体中ケロイド状の傷跡だらけです(泣)

高熱が出ると未知の病気を疑い怯えます

39~40度の高熱、何度か出ましたね。

あっついバリで、長袖長ズボン、布団をかぶって寝込みました。

そのたびに、

 

「これはデングじゃないか!?」

「なにか感染症か??」

 

と気をもみます。

memo

デング熱とは

  • 蚊によって媒介する感染症です。 デング熱感染後の潜伏期間は2~15日(多くは、3~7日)。その後、突然の発熱で発症し、頭痛、結膜充血等を伴うことが多くあります。この初期症状に続いて全身の筋肉痛、骨関節痛、全身倦怠感を呈します。発症の3~4日後には胸部や体幹から始まる発疹が出現して顔面や四肢にも広がっていきます。
  • 発症すると通常は、1週間前後の経過で回復・治癒しますが、一部の患者では、出血傾向やショック症状を呈する重症型デングとなります。
  • 治療法: デングウイルスに特異的に効果のある薬剤はなく、水分補給や解熱剤の投与等の対症療法が中心となります。
  • 予防法: デング熱に対するワクチンは現時点ではありません。予防には、蚊の吸血を防ぐ対策をとることです。
  • 検査所見では血小板減少や白血球減少を半数近くの発症者に認められます。CPRは、通常は正常であり、上昇しても高値とはならないことが特徴です。

感染症・予防接種ナビ

高熱が続くと心配になって、病院に行きますよね。

検査して、重たい病気じゃないかきちんと確認をとりたいからです。

しかし・・・ここはバリ。

高熱が3日続き、病院に行ったときに唖然としたドクターの言葉がこちら。

風邪ですね。今、寒いから。(←!?)

ジンジャーティーを飲んで、よく寝てください。抗生物質出しときます。

インフル?いや、バリにインフルはないですよ。暑いから。(←!?!?)

デング?たぶん違いますが、様子をみて、発疹が出たりしたらまた来てください。

インフルはおそらく、検査キットがなかったようです。

いくらバリが暑いからと言えど、ないことはないはずなんですけどね、インフル。

デングは、確かにお医者さんの言う通りで、できることが特にないので仕方ないのです。

まあ結局、よく寝て栄養とっているうちに熱は下がっていきました。

こんな感じなので、医療には限界を感じることが多いのが現状のバリです。

婦人科系の病気にも・・・

恥ずかしながら・・・。

カンジダ膣炎になってしまいました。

性感染症の一種ですが、抵抗力の低下などで、

常在菌であるカンジダ真菌が増殖してかかってしまうものです。

症状は・・・とにかく、かゆいんです!!!

もー、かゆいかゆいかゆい!いろんなことに集中できないくらいかゆい!!

デリケートな部分なので心配でしたが、

これはバリの病院ですぐに治療ができました。

膣に挿入するタイプの抗真菌剤をもらって、割とすぐに治りました。

海外生活でこういった婦人科系部位でのトラブルって、結構相談もしづらく心細くなると思いますが、

自分で判断することも、自力で治すことも難しいことが多いと思うので、

はやめに病院にかかった方がいいと思います。

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まとめ

  • 海外生活だと日本では経験してこなかった体調不良を起こしがち
  • 病院や医療に関する情報は、国によってさまざまなので在住の先輩たちから情報収集をたくさんしておくべき
  • 無理せず、ゆったり構える気持ちと時間が必要

海外生活において、病気になったらどうするか?って、絶対に向き合わなければならない問題

選択肢を狭めないためにも、必要な医療を、適切にかかるためにも大事なのは、情報と、お金です。

海外生活を始める前に、もちろん海外旅行者だって旅行先に行く前に、

保険に入ったり、ある程度その場所の病気や医療の問題などを事前に調べて準備しておきましょうね!