【バリ島】ニュピのウブド泊が最高な理由!2020年私の3日間はこう!
- 2020.04.02
- バリ旅行・観光
- ウブド, ニュピ, バリ島, 海外旅行・バリ島旅行

バリで一年に一度やってくる【ニュピ】という日、知っていますかー?
在住者やバリ通のみなさんならご存知、”静寂の日”です。
- 外出禁止
- 労働も娯楽もダメ
- 火や電気の使用も禁止(インターネットも禁止されたりされなかったり)
という、観光客泣かせの無の一日ですが、
「最悪じゃん、その日避けなきゃ・・・」って思った方がいたらちょっと待って!
これが、もう!ほーんとにすてきな日なんですから!
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虫の声、水や風の音、そして満天の星空…
2020年3月、全世界中にいろいろと困難もあるけど、
こんな豊かな世界にいて、毎日幸せに生きていられることがすばらしいなあ
って心から思えて、涙が出るほど感動しました。
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・・・や、特別何か信仰してるとか、悟りを開いているとか、
常にハッピーなスーパーポジティブ人間だとかいうことはないですからね!
普通に欲のある生活をしている主婦です(笑)
そんな私をもこんな気持ちにさせるニュピ・・・気になりませんか?
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だた、ニュピは普段通りにいかないことがあるのも確か。
ただでさえ、ニュピ当日を含め、
その前後数日は交通や通信、お店の開店時間がいつもと違うのに、
2020年のニュピはコロナショック真っただ中だったんです。
その影響をもろに受け、
「やば、私家に帰れるのか!?」と危機を感じるハプニングも。。。
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そんなこんなで、たくさんたーくさん心が動いた私の今回のニュピ。
でもトータルでは
すてきなホテルステイ、バリヒンドゥーの文化が垣間見れたこと、自然の中で過ごせたこと、
私がバリに来てから一番!くらい最高な時間を過ごすことができたので、ぜひ共有したいと思います!
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この記事を読むとわかること
- バリでニュピを満喫したい人にウブド泊がおすすめな理由
- ニュピのよさや注意点
- はなのウブド宿泊体験談とコロナショック
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ニュピ前日:バリ島南部からウブドへ
バイクでウブドへ
普段ならGrabかGojeckの配車アプリを使ってタクシーを呼ぼう!
・・・となるところですが、この日はそうはいきません。
理由は二つ。
- ニュピ前日はドライバー(というか、全働き手)が少ない
- そもそもウブドエリアは配車アプリ禁止
ニュピ前日から(もしくはもう少し前から)バリヒンドゥーは仕事を休んで故郷に帰ります。
残っている働き手はジャワ島など他の島から来た出稼ぎの人のみ。
普段よりドライバーがつかまりにくい状況です。
さらにいうと、そもそもウブドは配車アプリの使用禁止エリアなんです。
厳密に言うと乗り入れOKなので、行きは使えるはずなんですが、
ドライバーさんにとってウブドは、
遠くまで行くくせに、帰りはお客さんを乗せずに乗車可能エリアまで移動しなくてはいけない、デメリットが多すぎる行き先。
つまり、運よくドライバーさんがいても、断られる可能性大。
一日カーチャーターとかしちゃえばいいんでしょうが、我々はマイバイクでマイペースに行きたい。
なので!ちょっとお尻が痛いけど、ちょっと日焼けが気になるけど、
バイクで1時間半の旅にしゅっぱーつ。
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と、この道中、友達からメッセージを受信。
「26日、政府が外出禁止令出してるよ!連泊しなきゃいけないって言われたよ!」と。
・・・ナニソレ。
とりあえずホテルについてから確認することにしました。
パドマリゾートホテルのレストランを偵察
今年はコロナの影響で渋滞がなかったので、
ウブドまでの遠い道のりがすんごい近く感じました。
さっそくチェックインして、
さあプールやヴィラでのんびりchill・・・
とは、いかないのが私たち(笑)
せっかく普段なかなかこれないウブドに来たし、
明日はどうせホテルから出られないんだから、
見たいところを見にいこー!
ということで、今回泊まるホテルとして候補に挙がっていて、
惜しくも落選したパドマリゾートウブドの偵察へ!
宿泊しなくても、レストランのみの利用でホテルの中に入ることはできますからね。
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しかしこれが遠かった。。。
「パドマウブド」と名がついているホテルですが、
その場所はウブドではありませんでした。
騙された・・・
ウブドの中心から、なんと40分くらいはかかった。
まあいいです。時間は死ぬほどあります。
途中でドリアンを買って食べたり、
お寺や田んぼ・森を見ながらのバイク移動はすごく楽しかったので◎
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到着。ロビーで事情を伝え、お茶をしにパドマイチオシの森ビューレストランへ。
わお!
すてき!だれかロマンティックディナーでも頼んでいるのかな?
・・・しかしお客さんが全然見当たらない!!(泣)
スタッフに聞いてみたところ、客室は148室、宿泊客は30組ということでした。
選び放題の席の中から窓際を選んで着席。
私が頼んだスイーツは「Fruits mille-feuille」。運ばれてきたのがこちら。
・・・ええっと?
私が頼んだのフルーツサラダじゃないんですけど。
と、一瞬だけ思って気づきました。
確かにフルーツがミルフィーユされているぞこれ。
私の思ってたパイ生地サクサク、カスタードクリームのミルフィーユじゃなかったけど、
このホテルではこれがミルフィーユだそうです(泣)
仕方ない、初心に戻れ私。
自分の常識が世界の常識だと思っちゃいけません。
想像通りのおいしいフルーツの味がします(笑)
ちなみに旦那が頼んだのは「creme brulee」
これはね、おいしかったですよ♪
ただ、旦那は
「これは・・・クレームブリュレ※biasaか?あったかいか冷たいかどっちかにしてほしい」
と文句を言っておりました(笑)
※biasa:常温。ワルンやレストランで水を頼むと、”dingin? biasa?(冷たいの?常温?)”と聞かれます。
うん、たしかに、ぬるかったけども(笑)
表面のカリカリのところを、炙りたてほやほや状態で出してくれたからだ!
ということにしましょう。
夕食は人気イタリアンレストランMAMMA MIAで。
ニュピ前日は、多くの店がはやくに店を閉めちゃっています。
今年は観光客が激減ということで、
レストランの多くがお昼の時点ですでに閉まっていました。
もう食べれるところが見つかったら何でもいいから入ろう、
くらいの気持ちで繁華街をうろうろしていて見つけたのがこのイタリアン「MAMMA MIA」。
やった!ここ前から人気店だって知ってて、気になってたんです~!
場所はこちら。
隣の席のお兄さんが食べてるピザがおいしそうすぎたので、
お兄さんに種類を聞いて同じのを頼んでみました。
クアトロフォルマッジ。
・・・おおおおおーいしい!!!
バリで今まで食べてきたピザの中で一番好きかも!
しかも!安い!7万ルピアくらいだったかな?
しっかり窯で焼かれたこんがりピザ。
たまに、いい値段がするピザでも、
小麦粉の質なのか?あまり生地が好みじゃないことがあるのですが、
ここはちゃんと生地までおいしいです。
そしてチーズも濃厚で、そこら辺のチープな感じの物じゃありません。・・・たぶん。
クアトロフォルマッジはクリームソースと決まっているものだと思っていたのですが、
ここのはトマトソースなので、そこまでどしっとしないのもおすすめポイント。
あー、ウブドすごい楽しい!
買い物
明日は一日中ホテルステイなので、
おこもりするために必要な食糧などをスーパーへ買いに行きます。
実はお昼過ぎから夕食前に一度スーパーをのぞいてみたのですが、
pepitoもcoco martもBintang supermarketも激混みで断念。
食後に一番近かったcoco martを再訪問したらこれが当たり!
スムーズにお買い物できました。
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ここでバリ島あるある、知り合いの在住日本人にばったり。
彼女によると、チェックイン時に延泊を提案され、
別の案はないかときいたら
スタッフ:「朝6時までのチェックアウトなら延泊なしでも村から出られると思う」
と言われたとのこと。
ホテルによって対応がバラバラなことにびっくりです。
何も言われていない我々はどうなるのやら。
言われてから考えればいいや。(笑)
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購入品はこんな感じ。
フルーツ、お水、チョコレート、スナック。はい、買いすぎました(笑)
ウブドにホタルがいるって知ってました!?
ウブド王宮もモンキーフォレストもいいですが、
なんてことのないウブドの田舎道、ぜひ散策してみてください!
きれいな竹細工の飾り物、
静かに丁寧にお祈りするヒンドゥー教徒の方の姿、
熱帯植物に田んぼ。
他の場所にはないものがウブドにはあります。
「バリの中でもウブドは特別トラディショナル」
って、バリ人も言うくらい。
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そして夜は、運が良ければ田んぼの近くなどでホタルが見られます!!
バイクに乗っていると、キラキラー!と漂う光を偶然にも発見し、
もううっとり・・・。
ホテルステイを堪能(ニュピ当日)
外出禁止のこの日は、ホテルを存分に楽しむ日です。
ファイブスターなどのいいリゾートホテルに泊まれば、
ホテル内でも十分に楽しめます。
私たちが泊ったのはマヤウブド。
KITAS(就労ビザ)保有者の私たちはなんと!
- 2泊3日でRp. 3,000,000(現在のレートで約2万円ちょい)
- プライベートヴィラ泊
- 朝食付き
だったんです!
お得~破格~~
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朝一であるヨガクラス(無料)に参加して体をいい感じに起こし、
朝食はオーダー式の朝食でオーダーしまくり(昼の分までたべるというせこいやり口)、
眺め最高なリバーサイドプールで涼み、
旦那と一緒にジムとテニスをして食べ過ぎという罪悪感を軽減し、
虫の声や風の音を聞きながらお昼寝、
フルーツとスナック、ムービーで楽しいおこもり夜更かしを満喫。
そして夜暗くなってからは・・・・ため息の出る星空を鑑賞!
自宅に帰る日(ニュピ翌日)
外出禁止問題と向き合う時が来た
ホテルステイを楽しみすぎてすっかり忘れてました。
私たちが家に帰れるのかどうか問題。
そこで、出くわしたチェックアウトしたてのご家族に、
これからどうやって帰宅するのか聞いてみました。
すると、ホテル側がギャ二アール地区から外に出るための書類を作ってくれていて、
これを帰宅途中に立っている見張りの人に見せれば、問題なく帰れるとのこと。
ひとまず安心。
(えっと嘘です、ここはバリ。この時点では60%くらいの安心感でした。期待をしすぎないことが海外生活には大事。染みついております。笑)
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後から友人に聞いた話では、
ホテルに提案され、頑張って6時にチェックアウトしたのに、
結局プチャラン(村の自警団)に止められてウブドから出られずホテルにUターン、
事情を話して書類を作ってもらえることになったけど3時間も待った
とのこと。。。
あまりにも急でちょい雑な発表だったから、
ホテルも村も混乱して対応に差が出ちゃったんでしょうね。
インドネシア政府の発表
→ バリ州知事が外出自粛を発表(程度があいまい)
→ 各地区ごとに対応(ウブドが規制を強めに設定)
→ ウブドのプチャランが頑張っちゃった
って流れだったようです。
ウブドからの脱出
いいホテルでしたし、延泊も頭をよぎりましたが、
スペシャルパッケージで宿泊していたので、
延泊で普通料金になると途端に高くなるのは、もうわかっています。
ええ、予算オーバーです。
家でつつましやかに過ごすために、チェックアウトして書類を入手。
ドキドキしながらホテルをあとにしました。
.
すぐに異変に気付きます。
いない。
だーーーれも、いない。
あれだけ混んでたスーパーも閉店。繁華街にも人影なし。
異様です。
.
大通りに出たところで、プチャランに引き留められます。
ドキドキしながら書類を見せましたが、
行き先と出発地点をきかれただけであっさりOK。
「Have a nice day~!」とにこにこ送り出してくれる始末。
すてき。笑
これを、ギャニアール県外に出るまでなんと9回もリピート。
途中、上半身裸の欧米人が数人の警察に止められ、
なにやら押し問答されている様子も見かけました。
ウブド → サヌール → クタと移動しましたが、
どこまで行っても人は超まばら、
そしてもっとすごいのが、どのショップも、コンビニまでも、ぜーーんぶ閉まっています。
ここまでとは予測できなかった私。夜ご飯は非常食用のうどんと残ったフルーツで過ごすことに。
結論、この日は延泊がベターでしたとさ。
まとめ
ニュピにウブドがおすすめな理由3つ
① 風を受けた草木の音、虫や鳥、静かな風景、自然の中で星空が楽しめる。
② ニュピ前日の夜もスーパーでの買い物、レストランでの外食が可能。
③ 本格的なバリヒンドゥーのニュピ前後の様子をみることができる。
ニュピ宿泊の際の注意点3つ
① ニュピ前日は移動が困難になります
2020年はコロナのせいで中止になりましたが、毎年前日3時ごろから交通規制が始まり、オゴオゴパレードがあります。前泊をする、早めに目的地に行くなどの注意が必要です。
② ニュピは外出不可。
前日までに一日家で過ごすための水や食料を確保しましょう(前日はスーパー混みます!)。
③ 丸一日をホテル内で過ごすため、設備十分なホテルへの宿泊がおすすめ
プライベート感のある部屋、プール、レストラン、アクティビティなどが重要なポイントかな!
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