【バリ島】パサール知らない人は損してる!市場での買い物術教えます

バリ島好きのみなさーん、
そしてバリ在住のみなさーん、
パサールって、どれくらいの頻度で行ってますか?
・・・
え!
行ったことない!?
臭くて汚い!?
なんてことを言うんですか・・・
その通りですよー!(笑)
しかしそれでも私は通います。
スーパーとパサールの使用頻度で言うと、
スーパー:パサール=1:3
くらい?かな?
なぜそんな危険(?)を犯してまでパサールに行くかと言うと、
もちろん、行くメリットがあるから!
ということで、今回は、パサールのよさをみなさんに知ってもらうために書きます!
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この記事を読むとわかること
- パサールの良さと注意点
- パサールとスーパーの使い分け方
- パサールでのお買い物の仕方
パサール(pasar)って?
スーパーやコンビニなどがない時代から今までずっと、
地元の人に親しまれてきたのが、パサール、市場です。
野菜やお肉・お魚などの食材から、ナシジンゴやナシブンクス(お弁当的な物)、
ジャジャン(お菓子)、チャナン(バリヒンドゥーのお供え物)、
衣類や生活用品などのお店が、所狭しと並んでいます。
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地域ごとに大小さまざまな規模のパサールがあり、
その土地やシーズンごとに売っているものが変わるのも魅力です。
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バリ島ローカルのお家には、
高性能な冷蔵庫や電子レンジなど、家電がまだまだ普及していないのに、
通年高温多湿の、簡単に言うと、食品や食べ物が痛みやすい気候なので、
多くの家庭が、毎日買い物に行き、食材はその日食べる分だけを調達しています。
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営業時間は市場によりますが、
早朝5:00~9:00くらいまでの間に生鮮食品を売っていた場所が、夜はワルン(屋台)になっている、
といった感じで、時間帯によって出店が変わるところがたくさんあります。
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特に朝は、食材や食料品を買いに来た地元のイブイブ(ママさん)たちで人が溢れかえり、
ソーシャルディスタンス0なパサールの中を押し合いへし合いしながら進み、
値札のついていないお目当ての物を買う・・・
と、何重にも困難をくぐり抜けなければならないので、
ハードルが高いと感じる方が多いのは、納得。
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でも、パサールにインドネシアの生活や文化を教えられ、地元の人たちとの交流ができた私からすると、
使わないなんてもったいない!
もっとたくさんの人に知ってほしい!
って思う場所なんです。
パサールの特徴1:冷蔵システムなし
↑お肉やお魚などはその場でさばいてくれます。・・・雑にだけど(笑)
慣れていない方には衝撃写真かしら・・・。
この通り、野菜や果物はもちろん、お肉やお魚であっても、
冷蔵庫や冷凍庫で冷やされてはいません。
とはいえ、まだ外が暗い早朝に持ってきた食材を、ずーっとこの状態にしているわけではなく、
氷の入った発泡スチロールの箱やクーラーボックスにストックがあり、
店先の物がなくなったらそこから出して表に並べる、って感じです。
パサールの特徴2:生鮮食品が新鮮
↑スーパーのより新鮮そうでしょ?イカ 500g 35,000ルピア
いやいやいや・・・!
冷蔵なしなんて、新鮮なわけない!!
って思った方、よーく考えてみてください。
じゃあ、スーパーに並んでいるきれいなお肉やお魚は、どこから来たでしょーーか?
産地直送?
契約農家から仕入れている?
ぶーー。
答えは、パサールからです!
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これはちゃんと流通を知っている料理人から聞いたことですが、
結局、インポートのもの以外はパサールを経由したものがスーパーに並んでるんです。
じゃあ単純に考えてどっちが新鮮かっていうと、パサールですよね?
ただ、スーパーに並んでいるものが信頼できる面も確かにあって、
ちゃんとしたバイヤーが目利きをして、仕入れているってところ。
つまり、スーパーよりも新鮮な物がパサールにはたしかにあるけど、
虫食いされてたり、傷みが激しいものもある中から、ちゃーんといいものを選ぶことができなければ、
パサールの”新鮮なものが手に入る”というメリットにはなかなか恵まれないってことです。
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もう一つ、気になるであろうポイントは、処理のし方かな。
うろこや内臓をとってもらったり、ぶつ切りにしてもらったり、フィレにしてもらったり
というのはお店で頼めるけど、、、
なんというか、完璧は求めないでください(笑)
家に帰ってからすぐ、洗ってきれいにしたり、自分で手を足す必要はあります。
スーパーで買ったものにはしなくてもいいひと作業なので、
買ったものをそのまますぐ使えないのは、煩わしいと感じる方もいるかもしれません。
パサールの特徴3:売買は交渉制!
↑最近バリで流行りのおもしろマスクをしたフルーツ屋さんのおじさん。
ここが結構最初はつらいと思います。
値札が付いていないから、いくらかわからない。。。
そしてよく聞くのが、
「外国人は何度通ってもローカルと同じ値段で買えない」。
こんなこと聞いちゃうと、行く気失せちゃいますよねー。
でも、個人的には、今はもう嫌な思いをすることはないし、
どうやっても、パサールはスーパーより基本安い。
使い方次第なんだと思います。
ただ、これは経験がものをいうところもあるので、
よおーし、ちょっとここは、私の小ワザをお伝えしていきますね!
適正価格の知り方
私が市場慣れしていなかった時、
ぼったくられまいと考案した作戦がこちら。
- 欲しいものがあるお店の前に行き、ローカルの人の買い物の様子を見る。
- その人が、自分の欲しいものをいくらで買っているかを目の前で見る(この時お店の人にちゃんと「見てますからー!」って自分の存在を意識させておく)。
- お店の人に「Minta ini ○○kilo. Harganya ×× ya?(これを○○キロください、××ルピアでしょ?)」と言ってローカル価格で購入します圧をかける。
我ながら賢い。っていうか、、、ケチっていうか。(笑)
こうまでしても、なんだかんだ理由をつけて違う値段をつけてくるお店は、やめた方が賢明。
「こいつこの値段でも買うじゃ~ん!しめしめ。」
って思われると、今後も上乗せした額を言ってくる可能性が高いからです。
お店による価格差の知り方
値段は、欲しいものを指さし、
「ini berapa?(これいくら?)」
「satu kilo berapa?(1キロいくら?)」
とお店の人に聞けば、提示されます。
これをいろーんなお店でやって回ってみてください。
ちょーっと根気は要るけど、最初だけ。
買わなくてもOKです。
同じ品物で提示される額を比べるのがポイント。
やってるうちに、
「鶏肉はどこで聞いても同じ値段なのね。」とか、
「あのお店はなんか高いぞ!」
っていうのが出てきます。
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お店ごとの値段のつけ方のクセを知ったら、もうあなたに怖いものありません。
安いお店を見つけたら、そこのお得意さんになるべし。
顔見知りになる前から安く売ってくれるお店の人は、
誠実な対応をしてくれる人が多い感じがします。
ま、慣れてきたころに値段を吊り上げられるってことも過去あったけどね(笑)
シーズンや宗教行事などの兼ね合いで価格が変わることも全然あるので、
あれ?高い?と思った時は、
「Kenapa mahal?(何で高いの?)」
とストレートに聞いてみたらいいと思います。
値段が割増しされるっていっても、金額としてはそんなに大きいわけじゃありません。
でも・・・気持ちよくないんですよね。
大事なのは、「訳が分かっていない外国人じゃないんだよ、きちんと対応してくれれば通うよ」って姿勢を見せることです。
こういうところも好き!パサールの良さ
量を入れ間違えられた時
魚屋さんでエビを250g購入したかったとき、
若い男の子に「seperempat(1/4 キログラム)」とお願いしたのですが、
何度私が言っても返事がなかったんです。
いつもそのお店で買う時は、おばちゃんかおじちゃんに頼んでいたんだけど、
その日はその子がお手伝いに来てたみたいで。
結果、1キロ入った袋を渡され、もちろん4倍の額を言い渡されました。
私が訴えても、その男の子は間違いを認めたくなかったのか、売りたい気持ちが強かったのか、
折れてくれなくて、
どうしようかと困っていると、
周りにいたおばちゃんたちが、口々に
「あの人4回もseperempatって言ってた!」
「私も聞いた。」
「これ買わないで。今彼がやり直すから。」
と助け船を出してくれました。
おばちゃんたちの心強さと言ったら。
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地元の人が「外国人に厳しい」側面も確かにあるかもしれませんが、
こうやって当たり前のように助けてくれる人もたくさんいるのが、バリのすてきなところです。
欲しいものがそこになかった時
私はドラゴンフルーツが大好きです。すごい頻度で買います。
ある日、いつも通っている果物屋さんに行くと、お店のおばちゃんが私の顔を見て、
「ドラゴンフルーツ欲しいんでしょ?今日うちの小さいのしかないの。こっち来て!」
と手を引き、別のお店に連れて行ってくれたことがありました。
商売を考えたら、
お客さんを盗られないために他の店を教えないとか
小さいのを買わせるか、お店にある別の物を進めるとか
していいようなところを、
子どもに買い物を教えるかのように、すごくやさしくしてくれました。
(だって、わざわざ連れて行ってくれた先の果物屋さんで、お店の人に「この人ドラゴンフルーツ好きだから!」って伝えただけでなく、おいしそうなのを一緒に選んでくれたんですよ?笑)
ちょっと恥ずかしかったけど、こういうストレートなあったかさが大好きです。
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他にも、顔見知りになるとサービスしてくれる人がいたり、
「あなた日本人?私はウダヤナ大学で日本語を勉強しています。会えてうれしいです。よかったらこれ食べてみてください。」
って、きらきらした目でホワイトマンゴーをくれた女の子がいたり。
じんわり心があったまる経験が、パサール内でたくさんあります。
パサールで買うものとスーパーで買うものの区別
↑インドネシアのお菓子、ジャジャン。米粉やヤシ砂糖のやさしい甘さがおいしい。
パサールのよさ、分かってもらえたでしょうか?
でも、パサールだけに頼ってスーパーを使わない・・・
っていうところにまでは、私は至れません。
スーパーにもスーパーにしかない良さがあるから。
ということで、私がどういう使い分けをしているかをまとめてみました。
パサールで買う食材
- 煮込み用の鶏肉・魚
- エビ・イカ
- 野菜全般
- テンペ
- フルーツ
スーパーで買う食材
- お米
- 牛乳
- 生で食べる葉野菜(水耕栽培の物が好き)
- スーパーでしか見ない野菜(オクラ・キノコ類など、インドネシア料理であまり使われないもの)
- インポートのもの
- 豆腐
- 牛肉・豚肉(パサールにあるのは塊肉のみで、臭みが強い)
まとめ
- パサールは地元の人と交流ができるあったかいところ
- パサールとスーパーを上手く使い分ければ、毎日の食生活がよりよくなるはず!!
- パサールでインドネシアやバリの文化や生活感を知ってみるのもいいかも
在住日本人同士でおしゃべりしていても、
「パサールで買い物してます!」って言うと
「・・・えっ!?」
って言われることの方が、実際は断然多いです(笑)
でもせっかくインドネシアにいるなら、絶対一度は行ってみてほしいなあ~!
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