海外生活で何が変わった?バリに来てからの私の変化10個書いてみた.

バリ生活にも慣れてきた三年目。
まだまだ在住者の中ではビギナーの私ですが、
慣れって恐ろしいもので、
バリに来たばかりの頃は、戸惑っていたことが当たり前になっていたり、
不自由や不便だと感じていたことが、必要ないものになっていたり。
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この4月でちょうどバリ生活歴丸二年を迎えたので、
二年前のことを思い返した時に、
「私、たぶんバリに来てから変わったところ、いっぱいあるだろうなー」
と、ふと思い、
これが普通になっちゃう前に、
どこが変わったのかリストアップしてみることを思いつきました。
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バリ在住者や中長期滞在者のみなさんには、きっと共感してもらえるはず。
そして海外生活を考え中の方は、、、覚悟してくださいね!
環境に合わせて、人って変わっちゃうもんです。
むしろ、変わった方が楽なのかも?
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というわけで、バリでの海外生活を始めてから私に起こった変化10個、いってみまーす!
行動の変化
住む場所が変わって、生活が変わって・・・
まずは、それによって自然に変わってきた行動の変化についてです。
歩かなくなった
でました、残念な変化ワースト1(笑)
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日本で暮らしていた時はお散歩やジョギングが好きで、
バスや電車、車を使うよりも時間が許す限り、できるだけ徒歩や自転車を選んでいました。
バリに来たばかりの頃は、その名残で近所を歩き回っていたはずなのに、
今となってはそんな自分が信じられません。
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理由は明らか。
- とにかく暑い
- 道端で出くわす犬たちが怖すぎる
- バイクがどこでも停められて楽ちん
- 歩行者に優しくない道と、ドライバーたち
- 「どこ行く?家まで送る!」と声をかけられるのにちょっとうんざり(親切で言ってくれてるならごめんね)
よくない傾向とわかっていながらも、
もうバイクのすばらしさを知った今、もう元には戻れません・・・
活動時間帯が変わった
私の一日は、ほぼ毎日、朝6時にパサール(市場)へ行くことから始まります。
人混みをかき分けて食材探しをし、
旦那の出勤に間に合うようにご飯を作って送り出すまで、猛スピード、高消費カロリーで動きます。
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「働き者のいい奥さんじゃん!」なんて騙されてはいけません。
ちょっとでも朝はゆっくり起きたいから、
起床の遅れをカバーすべく頑張ってるんです(笑)
一日の中で一番頑張る時間帯は、間違いなくここ。
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そして、掃除や洗濯など家事を済ませたら、待っていた私の時間。
だらだらゴロゴロ、至福の時を過ごしていると、
お昼ごろには眠くなることが多くて、お昼寝しちゃいます。
こんなこと、日本じゃたまにしかしてなかったのにー(たぶん)。
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そして動き始めるのは、日が沈みかけてから。
大好きなムエタイのレッスンや、
趣味のテニスが夜にあるからっていうのもあるけど、
日差しが弱くなってからじゃないと体を動かせないという、
なんとも情けない人間になってしまいました(笑)
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インドネシア人の友達に、
「いつもどんな生活してるの?」と聞かれてこう答えると、
「インドネシア人みたいじゃん!」と笑われるお話です。
YouTube依存しがちになった
これもダメですよねー。
ひどいともう、一日中動画を見まくって気づけば夕方って日も。
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音楽を聴いたり、スポーツの試合を見たりと、
自分が好きな物を探してみている間はいいんですが、
買いもしない(できない)のに美容系ユーチューバーの動画を見あさったり、
もともと興味なかったはずの、
モーニング娘(なぜかおススメに出てきたんだもん)を見始めて止まらなくなったりしたときは、
さすがに私、やばいんじゃないかと心配になりました(笑)
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あ、でもすごいんですよ、モーニング娘。
キラキラかわいいのに、プロフェッショナルでストイックな感じがすごい魅力的で・・・
えっと、話しがそれるからこのへんでやめとこっと!
ネットで鬼のように調べるようになった
もうネットを頼りにしまくっています。
- こんな時どう言えばよかったんだろう・・・(インドネシア語・英語)
- バリヒンドゥーやムスリムにとって、これってどうなの?
- このアプリ、どう使うの?
- いい感じのお店を発見したけど口コミは?メニューも見たい!
- インドネシアの法律ってどうなってるの?
ちょっとでも失敗をなくしたくて、よくわからないバリを理解したくて、
特にバリに来て間もないころは、ずーっとスマホを握りしめ、
どこへ行っても何をするときも、超頻繁にググってました。
今でも気になったら、忘れないうちに調べるようにしています。
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ネットの情報が全部正しいかどうか、十分かどうかはさておき、
どうしても勝手がわからず、言葉の壁もあるバリでは情報収集に骨を折るんです。
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在住者ブログを読み漁って、知りたい情報を探し回ったり、
検索ワードを英語やインドネシア語にしてみたり、
「え、これ反対意見だってあるでしょー!」って作為的に調べたり(笑)
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むきになってネットサーフィンすることが少なくありません。
感覚や感じ方の変化
ここまでに書いた自分の”行動の変化”を見返してみると、
何というか・・・やべーやつになったみたいでこわい。
いつか日本でまた生活する日が来たら、
社会適応に苦戦すること間違いなしです。
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さて、次は私の中で起った変化について!
ここはわりと安心して読める内容になっていると思うので、怖からずに読んでください♪
味覚が変わった
辛いものは、相変わらずそんなに得意じゃないと思っているんですが、
日本に帰って友達と食事すると意外と「あれ、私いける方じゃん?」と思ったり。
臭いとしか思えなかったドリアンが大好物になったり。
あれだけ大好きだった、日本のコンビニスイーツやお菓子がなくてもいいものになったり。
味覚の変化はじわじわ感じています。
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なかでも、自然な食事をしているからか、
加工品のケミカルな味に敏感になったのが驚きの変化でした。
一時帰国するとコンビニやスーパーに感激して、
嬉しくなっていろいろ買うけど、
「あれ・・こんな味だったっけ・・・」としょんぼりすることが多々です。
まあ、結局学習せず、毎回懲りずに買っちゃうんだけど。
物がいらなくなった
物欲が無くなりました。
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もともとそんなに物へのこだわりはない方だったけど、
- 「買っても置く場所ないしなあ~」
- 「本帰国になったときに物が多いと困るよなあ~」
- 「ていうかなくてもいけるし」
って感じで、より一層磨きがかかりました。
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服やコスメ、カバンは、そんな張り切って行く先もないし、実用性の方が大事。
収納を増やすくらいなら、物を減らしたい。
バリが常夏なのも理由の一つかも!
衣類が年中一緒でかさばらないっていうのは大きいです。
月日の経過に鈍感になった
日本で暮らしていても、日にちや曜日を間違えることってたまーにありますよね?
これがバリで暮らしていると、月単位でやっちゃうんです!!
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特に過去のことは本当ーにわからなくなる。
これは在住者あるあるで、在住者同士で集まった時に、
「ほら、二か月前くらいにさ・・・」
「え、嘘、それ半年前じゃない?」
みたいな会話が普通に飛び出すんです。
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私が思うに、これって季節がないせいじゃないかな?
記憶って、きっとその時の風景とか温度、におい、服装・・・
そういうのと一緒になって、頭に入ってるんだと思うんです。
季節も服装も年中一緒だと、
出来事は覚えていたとしても、いつそれが起こったのかが本当にわからなくなります。
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はあーおそろしい・・・
人をよく頼るようになった
一人でできないことが多すぎて、
誰かに聞いたり、お願いしたりすることが当たり前になってきました。
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日本で暮らしていると、
普通に生活する分には、人の助けがなくても大抵のことができていたと思うんですが、
バリだともう、ちょっとしたことができません。
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配車アプリのドライバーから電話がかかってきて、
何か困ってるみたいだけど何言ってるかわからない・・・とか、
バイクを停めてたら、周りが他のバイクで埋め尽くされて出せなくなった・・・とか、
近くの人に「手伝ってくれますか?」ってお願いしちゃいます。
知らない人にも迷わずすぐ頼っちゃう。
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日本にいたときはそんなことしてなかったはず。
電話に替わってもらったり、バイクをどかすのを手伝ってもらったり。
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親切な人が多くて、人のやさしさに触れることが増えて、
これは私にとってはいい変化かなって思います。
サービスの行き届かなさをおもしろがれるようになった
日本のサービスは、やっぱり素晴らしい。素晴らしすぎます。
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でも、それがどこか当たり前になっちゃってたので、
たまーに愛想が悪かったり、丁寧さに欠けた人に出会うと、
「もうちょっとちゃんとしてよー」と、スタッフの方を責める気持ちがありました。
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でも今は、愛想が悪くても、「そういうタイプなんだな」としか思わないし、
希望が伝わっていなかったら「伝え方を変えなきゃ」と自然に思えます。
例えば、レストランでのオーダーミスなんか、もういちいち覚えてられないくらい何度もされたことあるし、
バイクの修理で、予算以上のびっくり金額を言われることなんかもあるけど、
「わお、そうきたか~!」
って、もはや楽しめます(笑)
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そして何より、いいサービスや親切な対応には心から感動できるようになりました!
一時帰国したら、本当にそういうのが身に沁みます。
だけど・・・
日本はもうちょっと肩の力抜けないかなー、
消費者がもうちょっと売り手にやさしくなれないかなーとも思います。
自分の意志や意見をはっきり感じるようになった
違う文化に触れているおかげで、
自分の価値観や考え方のクセが前よりもよくわかるようになりました。
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外国人の友達ができると特に、
自分にとって常識だと思っていたことが、常識ではないことが普通で。
誤解されないためにも、仲を続けるためにも、
それを説明しなきゃいけないときが出てきます。
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言葉にすると、自分の価値観がはっきりするので、
なんだか自分がはっきりくっきり見えてくる感じがします。
「連絡なしで待ち合わせ場所にずっと来ないと、心配するよ。もし何も心配がいらなくても、ないがしろにされている感じがしてつらいから、せめて連絡してほしい。」
とか、
「おしゃべりするために電話をかけないのは、あなたのことが大事じゃないからではなくて、あなたのプライベートな時間をリスペクトしているから。話していない間も幸せでいてほしいと思っているよ。でも、言葉で伝えるのも大事だとわかったから、私も気を付けるね。」
とか。
お互い言葉が十分じゃない中で、すごく言葉を選んで、
考えが違うことを前提にうまく気持ちを伝えなきゃいけないから、
結構なエネルギーを消費します。
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だけど、自分に向き合うきっかけにもなるから、これはこれで大事な修行かな。
・・・って、きれいにまとめてみちゃったけど!
んーーでもやっぱり、国際恋愛、国際結婚をしてる人なんてこれが毎日なのかと思うと・・・
いやあー、尊敬しかありません。
愛って偉大だあ~~。
まとめ
一言で私の変化をまとめると・・・
良くも悪くも?バリに来て、本来の私が解放されているっていう感じかな(笑)
そんなバリのおおらかな雰囲気と、これを許してくれる旦那に感謝しないと。
どんどん社会不適応者になっていってるのはちょっと怖いけど、
引き出しが増えるのはいいことですよね?・・・ね!?(汗)
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