家族で海外移住って大変,でも良さもいっぱい!夫婦でバリ生活してみて

家族で海外移住って大変,でも良さもいっぱい!夫婦でバリ生活してみて

コロナによって働き方が見直され、

リモートワークやノマドワーカーさんが今後も増えていくんじゃないかと言われている今日この頃。

「どこにいても働けるんなら、いっそ海外に行っちゃえ!」

って人、

きっと増えるんだろうなあ~。

バリにも来るかな?来るんだろうなあー!

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個人的には、アクセス・物価・食事・過ごしやすさ・・・

バリ生活は大満足

でも、、、

もし私たちに子どもがいたら?

とか、

夫婦関係がこうじゃなかったら?

とか、

私が別にしたいことがあったら?

とか・・・

考え始めると、簡単には踏み切れない理由なんてたくさんあります

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ということで、今回は、家族やパートナーと海外移住することの大変さと良さについて、

私の実体験も踏まえつつ、書いてみました。

移住を考えている方や、興味を持っている方の参考になれたら嬉しいです!

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この記事を読むとわかること

  • 家族と海外移住する際に大変なこと
  • 家族と一緒の海外移住だからこその良さ
  • 夫婦でバリ生活をしてみて
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家族と海外移住する際に大変なこと

ただでさえ、海外での生活は、日本とはちがう大変さがつきまとうのですが・・・

家族がいることによって、よりシビアになることもあるんです。

経済的な大変さ

まず、お金は十分あった方がいい。間違いなく。

日本よりも物価が安いと言われている国に移住するのであっても(バリがこれ)、

海外移住はお金がかかると考えていた方がいいです・・・

初期費用だけみても、

  • 渡航費(×家族分)
  • ビザ取得のためのエージェント費(×家族分)
  • 住宅費
  • 家具家電・生活必需品の購入費
  • 引っ越し代・輸送費
  • 運転免許取得費
  • 当面の生活費
  • 医療保険加入費(×家族分)

ざっとこんな感じ。

移住先や生活水準、会社からの補助によって、かかるお金はぜんっぜん違いますが、

家族が多くなればなるほど、

自由な暮らしを求めるのであればあるほど、

負担する額は増えます。

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私が暮らすバリを例に挙げると、

バリで家族暮らしをしている人が口をそろえて言う3大お悩みは、

「教育費にこんなにお金がかかるとは思っていなかった・・・」

とか、

「バリで日本と同じ暮らしを求めたら日本以上にお金がかかる。(生活費)」

とか、

「医療費がおそろしい」

とか。。。

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なかでも学費は、年間なんと!!約80万円(幼稚園~高校)は必要といわれています。

ひゃーーー

はちじゅうまん・・・!

現地の物価、インドネシアルピアで考えたら、そりゃーもう、ぶっ倒れる額!

これがなぜかっていうと、

外国籍の子どもは公立の学校に通うことができないからなんです。

親の少なくともどちらかがインドネシア人でない場合は、インターナショナルスクール(基本英語のみ)か準インター(インドネシア語+英語)の二択。

語学堪能な子どもになれること間違いなし・・・ではありますが、

幼稚園から教育費はかーなーりかかります。

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私の知り合いの某社長さんは、

「事業がうまくいかなかったとき、本気で自分の生命保険で子どもが成人するまでの養育費を残せるか計算した」

って言ってたくらい、シビアな問題です。

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あとはやっぱり、どれくらいの頻度で帰国したいかってこともありますね。

移動費と日本の宿泊費って、家族がいるとおーっきいですから。

予定外の帰国が必要になる可能性もあります。

お金には十分に余裕をもっておくことをおすすめします。

精神的な大変さ

旅行でも移住でも、海外に行って、一番心細くなるのは、

すぐに頼れる人が近くにいないことじゃないでしょうか。

特に人間関係ができるまでの期間は、わからないことだらけなのに、

「自分たちで何とかしなきゃ」

「家族を守らなきゃ」

って気を張って、疲れちゃうものです。

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誰かを頼らなきゃいけない状況になくったって、

頼れる人がいないっていう事実だけで寂しくなることも、正直あります。

私はどちらかと言うと孤独ともお友達になれる、

健康に引きこもれるタイプ(?)なはずなんですが、

そんな私も本気で「もーーいやー!」ってなったことが、バリに来てから3回はありました。

2回は旦那と夫婦喧嘩をした時、もう1回は旦那に言えないことで悩んでいた時(何も後ろめたいことはありませんよ!この話はまた今度)。

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私が専業主婦だからっていうのもあるかもしれないけど、逃げ場がないって、キツイ

「いやー!」の吐き出し先がなくて、

旦那に強く当たったり、落ち込んでから元に戻るまでに時間がかかったりしていたんじゃないかと・・・ごめんよ旦那。

日本で暮らしていた頃は、

特別何かをしなくても、仕事やスポーツで自然と気晴らしできていたし、

一人で遠くに出かけたり、おいしいもの食べたり、映画見まくったりして気分を変えてました。

とりあえず家を離れて何かしよう!と思って、予定づくりを考えるけど、

初めは一人で外に出て何かするっていうのも、それはそれでエネルギーの要ることで・・・

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少しずつ経験値が増えて、生活に慣れて、知り合いもできて、、、

という風に、時間が解決してくれたことがたくさんあるので、

初めのつらい時を超えれば何とかなるもんだと、今になると思えます。

健康維持の大変さ

ほんと、健康第一ですよ。

この言葉の本当の意味を私が知ったのは、海外生活を始めてからかもしれません。

だって、健康なのが当たり前だったから。

でも、慣れない海外生活では体調を崩しがち。

プラス、日本では気にしていなかった病気に注意しないといけないこともあります。

↓詳しくはこの記事で書いてるのでよければ!

バリ島生活で私がかかった病気.熱,腹痛,膿,感染.病院の対応は?

いろんな病気を疑わなきゃいけないし、

病院をどれほど信頼していいかもわからない。

医者とのやりとりも、言語が不十分だと、ちゃんと必要なことを伝えられたか心配・・・

子どもを抱えるママさんは特に、気を揉むことがたくさんあると思います。

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家族と一緒だからこその海外移住の良さ

大変なこともいっぱいあるけど、それを超える良さがある!って感じられるから、

家族で海外暮らしを選んでいる人がいるんですよね。

というわけで、ここからはポジティブなお話です♪

経験を共有できる仲間が常にいる

家族のことを、”仲間”って強く感じられるのは、

慣れない海外生活を一緒に頑張っているからこそのものだと思います。

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私の場合、海外生活の始まりは、夫婦生活の始まりでもあったんです。

戸惑うこともいーっぱいあったし、

それが海外だからなのか、新婚だからなのか・・・もーうわけわかんなかった。

でも、

「道を歩いてると、”バイクで送ろうか?”ってよく言われるんだけど、知らない人に乗せてもらうの抵抗があって・・・どう返事したらいいかなあ?」

みたいな、不安なことを二人で考えられたり

「今日ね、パサールでおばちゃんとこんな話ができたんよ!」

って小さな成功を一緒になって喜んだり。

私にとって特別な、たくさんの経験を共有できる毎日が好きなんです。

”海外で暮らす”っていう課題に二人でに立ち向かっている感があるから、

支え合おうという気持ちが自然に強くなってるんじゃないかな?

海外生活を一緒に頑張れる家族の絆って、きっと強いと思います。

日本にはないシステムに助けられる

ほんと、私って勝手だわーって思うのが、

あれだけ移住を始めたばかりの頃は

「日本のこれがないー」

「あれがしたいのにー」

って不便に思っていたバリ生活も、

慣れてみると、一時帰国した時なんかに

「バリだったら・・・なのになあ」

って、気が付くとバリの暮らしの良いところを求めていたりして、はっとするんです。

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例えば、配車アプリ。

GrabやGojeckが大活躍なのは、公共の交通の便が悪いからこそのものだとは思うけど、

安く簡単にタクシー利用ができて、とにかく、楽!

さらに便利なのはタクシーとしてだけではなく、

買い物を代わりにしてきてくれたり、

レストランやワルンのテイクアウトを届けてくれたり、

使ったことないけど、掃除サービスや配送・引っ越し、電気や通信料金などの支払いまで、アプリ一つでできちゃうんです。

まあ私にとっては、家から出ない重度の引きこもりになる恐ろしさいっぱいの、やばいツールでもあるんだけど・・・。

↓こっちに詳しく書いてまーす。

配車アプリGrab,Gojek徹底比較!バリ島で使うならどっちがいい?

これに助けられている主婦は、めちゃくちゃ多いはず。

子どもを連れていかずに、いろんなことが済ませられますから。

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それからよく聞くのが、

「バリは子育てするのにすごくいい!お手伝いさんに家の事を手伝ってもらえて楽だし、子どもも私もいろんな文化に触れられるし。」

というママさんのお話。

日本には日本の便利さがあって、

慣れてるものってやっぱり安心だからそれも捨てがたいけど、

海外には海外にしかない、別の便利さがどの地域にもあるんだと思います。

海外の雰囲気が家族にとっていいことも

子どもが大好きなインドネシア人は、

子連れに対してのまなざしが本当にやさしい

外出先で大泣きしている子どもを、たまたま隣に居合わせた人があやしてくれるだとか、店員さんがやさしく気を利かせてくれるなんてことは、しょっちゅうです。

「バリで、子どもといっしょにいて白い目で見られるのを気にしたことって、ないかも。」

っていう親御さん、たくさんいますよー。

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子どもがいない私たちも、

バリの雰囲気が私たち夫婦関係にとっていいな、と思うことはあります。

なんとなーく、日本にいると、

外出先では、外向きの私たちを演じて(?)、旦那と距離をちょっと取ったりとか、

夫や私たち夫婦のことを褒められたときに

「そんなことないですよー」って謙遜しちゃったりするんですが、

バリではなぜだか、何も気にせず全力で二人の時間を楽しめるし、

褒められた時に「嬉しい!ありがとう!」って素直に言えるんですよね。

”家族が大事、一番”って戸惑いなく言える人たちがたくさんいるバリにいるから、

そんな私たちでいられるのかな、って思ってます。

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まとめ

家族と一緒に海外移住すると大変なこと

  • お金がかかる
  • 家族との時間にどっぷり浸るので、他の心の拠り所をみつけるまでがしんどい
  • 健康維持に苦心する

家族と一緒だからこその海外移住の良さ

  • 日本での生活以上にたくさんのことを一緒に乗り越えて、絆が強くなる
  • 日本にはないシステムで、家事や育児が楽になる
  • 海外の雰囲気が家族や夫婦生活にポジティブに働くことも

これからどんどんボーダーレスになって、

海外に出ていく日本の人が増えると思ったら、なんだかわくわくします♪

健康な心と体、必要なお金があれば、

海外移住してみることは、そんなに難しくないです。

こんな私がしてるんだもの。

って、旦那を含め、周りにかなり頼って成り立っておりますが。

長く移住生活を続ける、ってことになると、ビザの問題やお金の問題、

日本にいる家族や親せきの問題でまた考えなきゃいけないタイミングは来ると思うけど、

トライできる時にやってみるっていうのも、アリじゃないかな?

って個人的には思います!